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令和 7 年 5 月 31 日 神戸総合医療専門学校 診療放射線科学友会 学術講演会

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座長 社会医療法人松藤会 入江病院 小堀 和光

『私がこの病院を選んだ理由 ~後輩へのメッセージ~』

① 公益財団法人中国労働衛生協会鳥取健診センター奥田 正義 先生

② 三田市民病院 石田 陽暉 先生

③ 医療法人川崎病院 山根 孝弥 先生

 本セッションでは、「私がこの病院を選んだ理由」をテーマに、本校卒業の先生方から3題の講演が行われた。臨床の現場で働かれている先生方からのお話は、病院実習を控えた学生の方にとって、より具体的に国家試験、就職活動、病院実習のイメージを膨らませる事ができる貴重な機会だったのではないかと思う

公益財団法人中国労働衛生協会鳥取健診センター
奥田 正義 先生

奥田先生の施設は系列に7つの健診センターがある内の1つで あり,主に鳥取市を中心に活躍されている。複数の認定を受けて いる施設であり、中でも肺がんCT検診認定を受けている鳥取 県で唯一の施設である。健診業務の特徴として、健診バスを使っ た移動先での胸部レントゲン撮影や、当直や呼び出し業務がな いため、勤務時間が規則的である事などが挙げられていた。『こ の病院を選んだ理由』として、在学時の研修旅行先であるアメリ カで高額医療の現場を目の当たりにし、病気を治療するために 病院に通うのではなく、予防のために病院を利用することを目 指し、今の職場を選ばれたとの事でした。

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三田市民病院 石田 陽暉 先生

石田先生の施設は三田市にある市立病院で、病床数300床の 総合病院であり、救急指定病院として地域の救急医療の中心と なっている。放射線科スタッフとして、放射線技師が19名、 放射線科医が非常勤医師合わせて5名、他科との兼務の看護師 が21名在籍しており、放射線科に携わるスタッフが多いのも 特徴の1つである。『この病院を選んだ理由』として、病院実習 先であり、実際に業務内容、待遇面、福利厚生などを知れた事、 一番の決め手として、技師と医師や、他のコメディカルスタッフ の仲や雰囲気が良かった事が挙げられていました。学生の方に向けた国家試験のアドバ イスとして、自身が受けた年の合格率が低かった事から、勉強を今の時期から始めて余 裕を持つことの大切さを伝えていただきました。

医療法人川崎病院
山根 孝弥 先生

山根先生の施設は神戸市兵庫区にある総合病院で、278床 を有する救急指定病院であり、元々は川崎重工の企業病院で 独立し医療法人となった経歴があります。病院の特徴として は、急性期循環器医療の充実のため神戸市でも2番目の早さ で循環器疾患集中治療室 である CCU を導入するなど24時 間体制での救急対応を行っている。『この病院を選んだ理由』 として、以前勤められていた島根大学医学部付属病院での経 験を活かせる総合病院としての魅力を感じ、見学に行き実際 に見て、聞いた事が決め手になったとして、学生の方にも見学 の大事さを伝えていただいた。また、実習先であった島根大学 付属病院では、実習中の評価が就職に繋がった事から、実習中の貴重な経験を活かして 学ぶようアドバイスしていただいた。

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​座長集約 兵庫県立丹波医療センター 川﨑 涼平

臨床が抱える課題に FUJI FILM MRI が挑む ~課題解決へのアプローチから~ 演者 FUJI FILM 株式会社メディカルシステムズ 京谷 勉輔 先生 京谷勉輔先生に FUJI FILM の MRI についてご紹介して頂いた。ワンタッチの固定が可 能で、ポジショニングの汎用性が高い Open FlexFit Neuro Coil や AI カメラにより体動を 監視する Synergy Vison、撮像後に体動のあるデータを除外しモーションアーチファクト を改善する Still Shot、ゼロクリックで MRI の処理を自動で行う Auto clip など新技術を多 数紹介されました。MRI 検査に不慣れな当直者でも、患者の監視や処理にリソースを割か れることが無く、再撮像のリスクも抑えることが出来る素晴らしい技術だと思いました。 ヘリウムを全く使わない 1.5T MRI 装置、ECHELON Smart ZeroHelium についても紹 介され、施工コストの削減、吸着事故等による消磁からの短いダウンタイムでの復旧など ゼロヘリウムMRIの新しい可能性を示されました。 また、京谷先生の経験を通して、自身の振り返りや多職種との交流など、モチベーショ ンの維持の仕方を学生へのメッセージとして語られました。日々、勉強を重ねる我々卒業 生にとっても非常に興味深いお話でありました。

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